連載第9回
「電動ベッドなど、軽度者への利用制限緩和」
 介護保険の見直しで要支援、要介護1の人の電動ベッドなどの福祉用具利用が、保険から除外されたが、この適用が一部緩和される。電動ベッド、車いすなどの福祉用具貸与については軽度の人の利用は原則保険給付からはずれ、ベッドの場合は「日常的に寝返りが困難」「日常的に起き上がり困難」なものにたいしては例外規定として利用を認めていた。
 その結果、末期がん患者やぜんそくなどの疾患のある人も、要介護認定で要支援、要介護1であれば対象から外れることになり、状態として必要と見られる高齢者も借りられなくなると問題点が指摘されていた。
 今回この例外規定に「状態が時間帯によって変動しやすい」、「状態が急激に悪化することが見込まれる」「症状の重篤化の回避等医学的判断による」ことが新たに加わる。その判断にあたっては、(1)医師の意見、(2)サービス担当者会議等を経た適切なケアマネジメント、(3)市町村長の「確認」−の3点を要件とするが、これで末期がん患者に対する「貸し剥がし」はなくなるといえそうだ。4月から実施する。

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