連載第33回
認知症家族の会が要介護認定廃止を提言

 公益社団法人認知症の人と家族の会は、介護保険制度での提言をまとめた。介護保険制度は2011年の法改正が予定され、厚生労働省社会保障審議会介護保険部会での議論も始まったところだ。

 提言は要介護認定の廃止と公費の6割の引き上げなど6項目にわたる。中でも要介護認定を廃止し、必要な介護サービスの決定は保険者を加えた新たなサービス担当者介護の合議に委ねるとした点は注目される。認知症と要介護認定では、前回の認定項目と考え方の見直しで、認知症の人が軽度に認定されるなど認定に対する異論が噴出し手直しが行われた経緯があるからだ。また公費負担率を5割から6割に引き上げることは、「介護保険を持続・発展させる1000万人の輪」でも先ごろ提言している。要介護認定は介護保険制度での利用の入り口部分であり、介護保険の枠組みともいえるところ。認定項目ではなく、認定廃止と提言したことで、今後大きな議論を呼びそうだ。

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