連載第30回
介護職の待遇がやや改善
 介護に従事する人たちの給与に関する速報値がまとめられた。2009年の介護報酬改定を受けて、厚生労働省が全国調査したもので、報酬改定前と後とでは平均9.058円の増加だった。介護職員の待遇改善のため09年は初めて介護報酬が引き上げられたが、報酬改定が職員の待遇につながったかを見るために実施された調査で、対象は全国7141の施設・事業所。月額平均給与は2008年9月が222,308円に対して、昨年9月は231,366円となった。これは施設、在宅、看護職員、ケアマネジャー、ホームヘルパーらを含んだもので、事業所別では最も増加したのは特別養護老人ホームで12,052円で、最も少ないのは訪問介護事業所で5,868円であった。ケアマネジャーは305,154円から315,006円と9,852円増加した。なお、この平均金額には手当てや賞与の一部も含まれており、また常勤・非常勤、月給、日給、時給も合算しているため、分析し最終結果は後日発表される。

 関連質問では、09年の報酬改定を踏まえて給与を引き上げたと回答した施設・事業所は23.4%で、介護報酬改定に係らず引き上げたところは21.0%、引き上げはせず今後も予定がないと回答したところも13.1%あり、とくにケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所では「引き上げ予定なし」の回答が2割を超えていた。

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