連載第14回
「介護福祉士は養成校修了でも、国家試験必要に」
「社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律案」が11月28日、参議院本会議で可決、成立した。先の国会で審議未了による継続審議になったが、今回成立した事で2012年度から介護福祉士養成校修了者にも国家試験が課せられる。現在、国家試験は実経験者を対象に試験があり、介護福祉士養成校はなかった。介護実習などはあるものの、卒業すれば介護福祉士が取得できる。また現行の1650時間という養成時間も1800時間以上に引き上げられる。認知症や障害分野の介護など新たなニーズに対応できる専門性の確保がねらいだが、反面、国家試験に落ちた人を対象にした准介護福祉士の創設だ。せっかく質を引き上げようとしたのに、これでは介護資格に二重構造を持ち込む事になる。背景にはフィリピンからの介護士受け入れの問題があるが、法律では5年をメドに見直すことになった。なお、社会福祉士については活用の促進などが入れられたが、介護福祉士ほどの大きな見直しはなされない。独立社会福祉士などの活動も目立ち始めたが、社会的認知はまだ低い。そんなことも影響しているのかもしれない。

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