連載第12回
「コムスン譲渡先、決定」
 コムスンの事業の譲渡先が決まった。既に施設系はニチイ学館に決まっていたが、9月4日に在宅系も決まったもので、ジャパンケアサービス、セントケアの民間企業大手2社で25都県をカパーした格好だ。コムスンの退場で、介護保険下での企業による事業展開の難しさを印象付けたが、蓋を開けてみればその受け皿は非営利組織である社会福祉法人でも、医療法人(徳州会が鹿児島・沖縄を継承)でもなく、営利法人(民間企業)が大半という結果でした。
 介護保険の制度は連座制の適用など2006年の見直しで、事後規制が厳しくなった。福祉用具貸与(レンタル)も、価格差がありすぎると前回の審議会では注文がついた。訪問介護などと異なり介護報酬を設定せずに、自由価格にしているだけに「価格」について敏感になっている。9月3日には厚生労働省の「福祉用具における保険給付の在り方に関する検討会」が初めて開かれたが、こちらは委員の間から「自由価格のよさをいかすべき」と、自由価格を維持する発言が相次いだ。一部貸与種目の見直しなどにとどまりそうだ。

一覧に戻る