※あいマックスメンタルヘルス研究センター発行『お年寄りのこころ学』より

 

自分の親が認知症と診断されたことを
配偶者に切り出せない

 

 お父さんやお母さんが認知症症などこころの病と診断された場合、子は「やっぱり」という思いと共に、なんとも悲しい、やるせない気持ちになることがあります。
 一緒に暮らしている親のことであれば、お父さんやお母さんがいつもと様子が違ってきていることに、他の家族も気付いているでしょうし、診断結果は伝えやすいかもしれません。けれども、別居している親のことであったとしたら、配偶者に言い出すことにためらいを感じてしまうことがあります。
「私(僕)の親が認知症だなんて、夫(妻)に言い出せない」「うちの親が認知症なんて、姑には絶対に言いたくない」。このような気持ちになることも珍しいことではありません。
 けれども、身近な家族に言わないととても大きなストレスとなってしまいます。「ばれたら、どうしよう」「親の様子を看るために帰省したいが、連れあいに言い出せない」というようなことになってしまうからです。
日本では、「認知症」というのは、どこか恥ずかしい病気のように考えられがちです。でも、恥ずかしいことではないのです。認知症は80歳代以上では3〜4人にひとりはみられる障害です。身体の他の病気となんら変わらない、高齢者に多い障害のひとつです。この事実を夫婦間で認識することからはじめましょう。
夫婦でお互いの親をささえていくことはごく当たり前のことではないでしょうか。


そもそもストレスってなんですか? みんなどうやってストレスを解消してるの?
ああ、困った。うちの母親、痴呆かも?何と言って病院に連れて行けばいいの?

自分の親が痴呆と診断されたことを配偶者に切り出せない