特定非営利活動法人 住まいと介護のコミュニティネット発行『みんなで防ごう暮らしの中の事故』より

居間で起きた事故

性別

女性

年齢

72歳

住居形態

マンション

 

4月の夕方でした。

 私は、一人暮らしをしています。居間の天袋から物を出そうと物を出そうと、脚立がないのでスツールとテーブルで階段を作って、乗っていました。小さな丸いスツールとテーブルで階段を作って、乗っていました。小さい丸いスツールに乗り、次に1m20cmぐらいの高さの四角いテーブルに乗りました。いつもこのようにしています。

 天袋から荷物(80×40×50cm)を下ろして手に持ったまま、下りようとしたとき膝をねじってしまいました。荷物には衣類などが入っていまして、重さは3kgくらいありました。荷物を放り投げてから下りればよかったと思います。

 みるみる腫れてきて、病院に行きました。半月板損傷で、長い間、ももから脛にサポーターをはめていました。一ヶ月ほどかかりまして、その後電気をかけて直しました。お茶をやっていますので膝は大事で、年をとって手の力がなくなったことを実感しました。

 自宅はマンションで、築30年です。この居間は6畳の畳の部屋を2つないで12畳にして使っています。あとは洋間のベッドルームとフローリングのダイニングです。段差はありません。天袋は、収納用に後からたくさんつけました。収納する箱には、外側に中身を書いて、出し入れのロスを少なくしています。

【ご自身の対策】

年齢を考え、重いものは若い人に出し入れしてもらうことにした。

【「居間で起きた事故」へのアドバイス】

居間は「下半身」にまつわる事故が非常に多いところです。
なぜなら、家の中で最も動き回り、立ち座りをしている場所だからです。
動き回れば椅子や家具などにぶつけることも多くなりますし、立ち座りが多くなれば、股関節や膝、足首などへの負担も大きくなります。
家具などの配置を考えて動き回りやすくすることと、ソファなどにお尻が沈み込みすぎないような工夫をし、立ち上がりやすくすれば良いでしょう。


居間で起きた事故 階段で起きた事故
風呂で起きた事故

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その他の事故