
※特定非営利活動法人 住まいと介護のコミュニティネット発行『みんなで防ごう暮らしの中の事故』より
台所で起きた事故
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3ヶ月位前の朝、リビングでいつものようにダンベル体操をした後、飲み物を飲むためにダイニングへ行き、冷蔵庫からペットボトルを出したら肘に痛みが走って、病院へ行きました。
ダンベルは、以前は2kgのものを使っていましたが、肘が痛くなってからは1kgに替えていました。30分位体操をしてすぐ、リビングダイニングに飲み物を取りに行ったわけです。
冷蔵庫には縦に差してありまして、出すときにボトルの口のところを引っ張り上げたんです。少し急いでいたかもしれません。若い頃のテニス肘がありましたから、肘に負担がかかったんですね。
整形外科では、湿布薬とゼリー状の塗り薬をくれまして、冷えないようにサポーターもしていました。2週間ほどしてもよくならなかったで、ストレッチで肘関節を伸ばすのを1日20回続けています。
痛みは少し和らぎますが完治していません。
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【ご自身の対策】
年齢を考え、重いものは若い人に出し入れしてもらうことにした。
【「台所で起きた事故」へのアドバイス】
肘や膝、肩などの関節に起こる障害の多くは、「日々の無理の積み重ね」で起きています。
関節へのストレス(疲労物質の蓄積・筋肉や腱の軽度の慢性炎症・靭帯の炎症などを含む)がどんどん蓄積し、あるとき別にどうってことのないちょっとした作業でもって症状が出るものなのです。
今回の肘もペットボトルはただの引き金で、ご自分の運動力にあわない方法で体操をされていたというところに問題があると思います。
自己流はやめて、理学療法士などの専門家にご相談下さい。
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